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フッ素ゴム製パッキンの特徴とは?製造プロセス・価格の内訳について

フッ素ゴム製パッキンの特徴と製造プロセス、価格の内訳をまとめて解説

化学プラントや高温設備では、継手やバルブからの液漏れ対策が重要です。汎用ゴムは過酷環境で劣化しやすく、シール不良や交換頻度の増加によってコストや稼働リスクが高まります。

その対策として、耐熱性・耐薬品性に優れたフッ素ゴム製のパッキンが広く採用されています。高価な素材のため、導入には特性と費用対効果の理解が欠かせません。

こちらでは、フッ素ゴム製パッキンの特徴や、製造プロセス、価格の内訳についてご紹介します。

フッ素ゴムなどの高機能材料の扱いが得意な株式会社中野製作所へ

株式会社中野製作所は、産業用ゴム製品やゴムローラーの受託開発から量産までをワンストップで提供するメーカーです。東京葛飾を拠点に、ゴムに関する技術的な課題解決を支援しています。40年以上にわたり培ってきたノウハウを活かし、お客様の用途に合わせた最適なゴム材料の選定から独自の配合設計(レシピ作成)を行います。特にフッ素ゴムのような高機能材料の扱いを得意としており、難易度の高い案件にも対応可能です。

さらに、ゴムと樹脂を分子レベルで接合する独自技術「Radicalock®(ラジカロック)」を保有しており、樹脂部品と一体化した高耐久なパッキンの製造も可能です。自社工場での一貫生産体制により、中間マージンを排除した適正価格とスピーディーな納品を実現しています。ISO9001およびISO14001に基づいた徹底した品質・環境管理のもと、安心してお使いいただける製品をお届けします。まずは、お気軽にお問い合わせください。

フッ素ゴム製パッキンの主な特徴

フッ素ゴム製パッキンの主な特徴

フッ素ゴムは、炭素原子とフッ素原子の強力な結合力により、数ある合成ゴムの中でも最高ランクの性能を誇る素材です。過酷な環境下でも物性が変化しにくく、「フッ素ゴムでなければ対応できない」といわれるシーンも少なくありません。

こちらでは、フッ素ゴム製パッキンが選ばれる理由となる、主な特徴を解説します。

圧倒的な耐熱性

一般的なニトリルブタジエンゴム(NBR)の使用温度限界が100℃前後であるのに対し、フッ素ゴムは200℃以上の高温環境でも弾性を維持し、シール機能を損ないません。熱による硬化や亀裂が発生しにくいため、蒸気配管や高温の流体が流れるプラント設備でも安心して使用できます。

優れた耐薬品性

酸、アルカリ、有機溶剤など、幅広い化学薬品に対して極めて高い耐性を持っています。薬品に触れても膨潤(膨らんで強度が落ちること)や溶解が起きにくいため、化学プラントや半導体製造装置など、腐食性流体を扱う配管のシール材として最適です。

高い耐油性

ガソリンや軽油などの燃料油、機械油に対しても優れた耐油性を発揮します。高温の油にさらされ続けても劣化しにくいため、自動車を中心に化学プラント、半導体製造装置、一般産業機器などに幅広く用いられています。

導入コストは他のゴムに比べて高額ですが、交換頻度を大幅に減らせるため、長期的な視点ではメンテナンスコストの削減に大きく貢献します。

フッ素ゴム製パッキンの製造プロセス

フッ素ゴム製パッキンの製造プロセス

フッ素ゴム製パッキンの製造工程は、基本的な流れこそ他のゴム製品と同じですが、材質の特性上、より高度な設備と管理ノウハウが求められます。

こちらでは、フッ素ゴムならではの注意点を含めた製造プロセスをご紹介します。

1.配合・混練

まずは原材料と配合剤を混ぜ合わせます。フッ素ゴムは純度や耐薬品性が重視されるため、NBRなど他の材料が混ざらないよう、専用ラインの使用が推奨されています。異物が入りにくい環境を保つことが、安定した品質につながります。

2.プレス成形

混練した材料を金型に入れ、熱と圧力を加えて形を作ります(一次加硫)。フッ素ゴムは加熱時に腐食性のガスを発生することがあり、金型を傷める原因になります。そのため、硬質クロムメッキなどの表面処理を施した金型を使用し、耐久性を高める工夫を施します。

また、成形中にガスが溜まると製品の欠陥につながるため、頻繁な「ガス抜き作業」も欠かせません。

3.二次加硫

フッ素ゴム製パッキンの製造で最も重要なのが、成形後の「二次加硫」です。一次加硫を終えた製品を恒温槽に入れ、200℃以上の高温で長時間加熱します。これにより、ゴム内部の架橋反応を完結させ、ゴムの硬度や強度をさらに安定化させる効果があります。同時に、残留ガスを揮発させることで、使用時のトラブルを防ぎます。

4.仕上げ・検査

二次加硫後は、硬くなったバリを丁寧に取り除き、寸法や外観を検査して納品します。

どこにお金がかかる?フッ素ゴム製パッキンの製造価格の内訳

フッ素ゴム製パッキンの製造にかかる価格は、大きく分けて「材料費」「金型費」「加工費」の3つの要素で構成されています。これらがどのように積み上がって最終的な製造価格になるのか、その内訳を知ることで、予算配分やコストダウンのポイントが見えてきます。

材料費

製造価格の中で大きな割合を占めるのが材料費です。フッ素ゴムの原材料価格は、一般的な合成ゴムの数倍から十数倍と非常に高額です。さらに、標準的な「2元系フッ素ゴム」に比べ、耐薬品性や低温特性を強化した「3元系」や「パーフロ(FFKM)」といった高機能グレードを選ぶと、材料費だけでさらに数倍に跳ね上がります。

金型費

新たにパッキンを製造する場合、初期費用として金型製作の価格が発生します。「他のゴム製品の金型を流用できないか」と考える方もいますが、フッ素ゴムは成形後の「収縮率(縮み方)」が他のゴムと大きく異なるため、流用はほぼ不可能です(寸法補正を許容できる場合のみ、まれに流用可能)。フッ素ゴム専用に寸法補正をした金型を新規に起こす必要があり、その設計・製作にかかる価格がコストとして計上されます。

加工費

加工費には成形や仕上げの工賃が含まれます。フッ素ゴムは粘度が高く流れにくいため、成形条件がシビアで不良が発生しやすい素材です。材料が高価なこともあり、熟練者による細かな調整が欠かせず、その技術料がコストに影響します。仕上げ作業も自動化が難しく、硬いゴムを傷つけずにバリだけを除去する手作業が必要な点も、加工費が上がる理由です。

フッ素ゴム製パッキンの開発・製造なら株式会社中野製作所へ

株式会社中野製作所では、ゴム製品の開発と製造に対応しています。フッ素ゴム製パッキンの開発・製造の依頼は、お問い合わせフォームからご連絡ください。

【Q&A】フッ素ゴム製パッキンについて解説

フッ素ゴム製パッキンの主な特徴は何ですか?
フッ素ゴム製パッキンは、200℃以上の高温環境でも使用できる優れた耐熱性、酸やアルカリなどの化学薬品に対する高い耐薬品性、そして燃料油や機械油に対する高い耐油性を持っています。これらの特性により、化学プラントや高温環境下でのシール材として広く採用されています。
フッ素ゴム製パッキンの製造で特に重要な工程は何ですか?
成形後の「二次加硫」が最も重要です。一次加硫を終えた製品を恒温槽に入れ、200℃以上の高温で長時間加熱することで、ゴム内部の架橋反応を完結させ、ゴムの硬度や強度を安定化させます。同時に、残留ガスを揮発させることで、使用時のトラブルを防ぎます。
フッ素ゴム製パッキンの製造価格は、どのような要素で決まりますか?
主に「材料費」「金型費」「加工費」の3つで構成されます。材料費はグレード(2元系・3元系など)によって大きく変動し、金型費は専用設計が必要なため初期費用として発生します。加工費は、熟練技術者による細かな調整や手作業の仕上げが必要なため、一般的なゴム製品よりも高くなる傾向があります。

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